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No Art No Life.(夢は私設美術館)④ 田村孝之介さんの 原画に感激

①「作品名制作年不詳 油彩キャンバス 10号」            ②「アルプス遠望」(昭和39年作)油彩キャンバス 20号 」

                              

 

 1995年ポートピアホテルで、「兵庫県ゆかりの画家100人展」が開催されていて、家内と観賞に参りました。初めて知る画家ばかりで、自分の知らなさ加減に驚きました。まぁ、今も知らない画家さんがたくさんいます。まだまだです。
 帰ろうとすると、今はなきSOGOの外商さんが、三ノ宮店でこの展覧会に合わせて展示即売会をしているので、お寄りくださいと勧められて立ち寄りました。
 すると、入って真正面に小磯良平さんの素晴らしい作品がありました。到底手が届く価格ではありませんでした(絵自体も値段も、記録も記憶もありませんが)。
 その横にとても心惹かれる作品がありました。それがこの絵(①)です。
 そこで初めて田村孝之介さんを知りました。100人展にも展示されていたのですが、アトリエでの裸婦像でスルーしていました。大阪出身で六甲洋画研究所を立ち上げて後進の指導に当たり、二紀会を創立。兵庫ゆかりの3大洋画家として、現在サンチカにコーナーがあります。一度訪れてみてください。
 外商さんに、診療所にお持ちいただきました。
 院長室に掛けて、右下から少し見上げると、左右に広げた腕が一直線に斜めに走っていて、右手指先から右中央に待機している演技者と、そこからブランコと左下隅の観客とが、三角形に配置されていて、絵全体のバランスと遠近感が素晴らしいと感じました。その上テントの隙間から青い空が見えて、遥かに空まで続いていることを感じます。家内共々気に入って購入しました。
 これが、私の田村孝之介遍歴の始まりです。
 気に入った作家さんに出会うと、その画集をいくつか買います。高いのでブックオフ等で中古を買って、ペラペラ見ます。そして、自分のお気に入りの絵をチェックします。いくら好きな作家さんでもお気に入りの絵がそんなにたくさんあるわけではありません。すると何冊もの画集に出てくる絵がありました。それがこの絵(②)です。
 画集ではチェックしていませんでした。ところが実際に原画を見ると余りの違いに驚きました。青が素晴らしいんです。これを見た娘が一発で「将来私に頂戴」と感激しておりました。
 画集で判断すべきでない。原画で判断すべきだと気付きました。
 ですので絵を買う際には「耳で買う」(有名で聞いたことがある作家の作品だから買う)のではなく、「目で買う」(実際にご覧になって気に入った好みの作品なので買う)をしていただけたらと願っております。